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ダイエット成功の3つのポイント
1.適正なエサ・シードの量(体重の10%)
2.野菜などのフードを上手に与える
3.夜は餌箱をケージから出す
この3点をしっかり守ってダイエットに成功しました。
肥満発覚
異変が見られて鳥専門の病院を受診した際に、基本的な診断で肥満が発覚しました。お恥ずかしい話、それまで、鳥の世界に肥満があるなんて微塵も思っていませんでした。
獣医師が羽の奥から皮膚を見せてくれて「この白いのが脂肪、こうやって見えるのは肥満の証拠」と。
当時、40gを遥かに超えていて、これでは必要以上に身体に負担がかかり、病気も悪化する恐れがある、と言うことでダイエットを勧められました。
体重管理はまさにその子の「生き死に」がかかっています。
肥満になる原因
これは人間と同じで、おやつなどのフードも含め食べ過ぎ、運動不足。ついつい可愛いからと甘やかして鳥さんに要求されるままにエサやフードを与えていませんか。他に代謝が落ちる病気などで太りすぎになることもあります。
我が家の子で言えば、食べ過ぎが一番の原因。餌の量など計らずに毎日、目分量で与えていましたから。また食べるのが大好きなコなので、あればあるだけ食べていましたね。
性別も関係ありで「セキセイインコの女の子だから、あればあるだけ食べちゃうのよね」と先生。そうだとしても、ちゃんと餌、フードの管理ができていない自分に「なんて事をしていたんだ!」と反省しています。
適正な体重を知り、目標を設定
闇雲にダイエットをしてもダメです。ゴールを設けないとセキセイインコさんの健康を損ねる可能性があるからです。
まずはその子の適正体重を獣医師と、きちんと相談の上、設定する事。
インコさんの情報を発信しているサイトに目安の体重や◯g以上は病的肥満と書かれていたり、ツイッターやインスタグラムなど各種SNSを見ているとセキセイインコさんが体重計に乗った写真がアップされたりしていますよね。
ついつい我が家の子の体重と比べがちですが、そこに表示されているのは、あくまでもその子の体重。あなたのセキセイインコさんに相応しい体重ではありません。
我が家のセキセイインコ女子はガッチリ型。ガタイのいい女なので、目標体重は38〜39gに設定しています。40gのラインを超えないように、と獣医師と相談してのことです。
「うちの子のベスト体重って?」と気になったら、健康診断も兼ねて小鳥を診てくださる病院へ行くことをオススメします。そして、いつもの体重を是非知ってください。体重の増減が病気やストレスをいち早く見つけるキッカケにもなるからです。
適正な餌(シード)の量をきちんと計量
適正体重の10%が、一日の食事量となります。今まで食べていた量からすると、私もびっくりするほどの少量に感じました。しかしここは伴侶の人間がしっかり腹を決めて挑まなければなりません。今まで食べ過ぎていたのですから。
当時の我が家のセキセイインコさんは、ケージを購入した時の付属の透明な餌箱にざざーっと目分量で入れていたので。おそらくですけど、10g以上食べていた可能性は十二分にあるわけです。今考えると、背筋が凍りそうなくらい怖い話で。無知って本当に恐ろしいです。
当然、「たりなーーーーーい」「もっと食べたーーーーーい」「お腹空いたよー」と言う訴えが起こります。鳥さんは自らの意思でダイエットをしているわけではないので。当然そうなったら次は・・・
野菜を食べてもらおう
野菜、青菜で空腹を紛らわしてもらいました。幸い我が家の鳥さんは青菜大好き!これが功を奏しました。この時よく食べていたのは、青梗菜、小松菜です。ただし、これは甲状腺を患っている子には向かない野菜ーということを後で知ることなります。なのでサラダ菜がオススメです。それでも、訴えが収まらない時は、
ケージ内から餌箱を撤去する
1日の量を食べ終えていたなら、視界から隠すと言うのも一つの方法だそうです。ちょっと心苦しいですが、これも治療の一環。ずーっと隠し続ける日々が続く訳ではありません。
ここで伴侶である人間がブレてしまうと、その後、一生後悔することになります。適正体重になるまでの少しの辛抱です。これで健康になれる!と思えば、人間も頑張れます。
焦らずゆっくり
1,2日で体重が減らないからと人間が焦って諦めてしまっては元もコもありません。最終的には1ヶ月くらいかけて、ゆっくり適正体重にしていきました。
リバウンドしないように
一時的に適正体重になってもダメ。人間も同じですよね。リバウンドしないように、毎日の体重測定と食事内容の管理が必要です。
まとめ
正直、お腹空いたよーと鳴かれると、涙がちょちょ切れそうになるのが現実です。人間の無知を反省しつつ、こちらもぐっと我慢でした。セキセイインコさんと長く健康で一緒にいるための一時的な辛抱です。
心が折れそうになったら獣医師に喝を入れてもらうのもいいですね。先生に相談しながら是非ダイエットを成功させてください。
あなたと愛鳥さんがともに過ごせる時間がもっと楽しく元気で健やかで長いものでありますように。