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セキセイインコさんの威嚇、その時は突然に・・・
ついこの間まで手乗りでラブラブだったのに急に「ピピッ！」と威嚇されて・・・と、人間が悲しむ時期は遅かれ早かれやってきます。
でもそれはセキセイインコさんが人間で言うところの成人を迎えた証の一つでもあるわけです。まずはセキセイインコさんの順調な成長を祝福して欲しいなぁと思います。
とはいえ、セキセイインコの威嚇は上手にかわしたいもの。
私の威嚇された経験は、セキセイインコさんのケージを洗おうとした時。ものすごい剣幕で威嚇されたことがあります。人間目掛けて飛んでくる感じ。もちろん、ぶつからないギリギリのところをです。
セキセイインコ女子にしてみれば、ケージ = 巣。ですからケージをどこかへ動かすことは、ご法度だったわけです。もちろん、こういう時期は洗うのを断念して
そっとしたのは言うまでもありません。
私に対しての威嚇らしい威嚇したのは、それくらいでしょうか。
セキセイインコさん、病院で大胆にも獣医師に威嚇
基本、人間に捕まえられるのは大っ嫌いな我が家のセキセイインコさん。※でも、カキカキして欲しい時は自ら要求するんですけどね。なので、獣医師に捕まえられて そのう検査だ、触診だ、爪切りだに 激おこプンプン丸状態です。
診察後のキャリーの中で 目を三角にして 羽をあげて自分を大きく見せて 獣医師に向かって威嚇というか怒りを あらわにしたことも・・・。これには人間が平謝りです。
セキセイインコの女の子は気が強い
獣医師に教わりました。 確かにそうじゃなきゃ子孫を作れないし、 守れませんものね。2018年7月現在 我が家の9歳と6ヶ月のセキセイインコさんは さすがにケージを動かす時の 威嚇は無くなりました。
そして、病院での診察後の 獣医師に対しての威嚇や怒りは「診察終わった、いえ〜い♪」の 脇見せに変わりました。
若い頃、気性が激しかった性格が 年齢を重ねるとともに丸くなる、 そんな感じですね。人間も、そういうパターンありますよね。
セキセイインコの発情をやめさせたい・・・というのは人間の都合のいい発想
どうしても発情が引き金で 今まで違う行動を取るのは 一緒に暮らす人間にとって、 決して良しの行動ではありません。
でもセキセイインコさんにとっては いたって正常な成長。 そこは人間が正しい知識として 持っておくことが大切だと思います。なので 発情をやめさせたい・・・ という思いは人間の都合のいい発想なわけです。
人間だって理性より本能が勝る時があるでしょう？ 特に女性なら この人の子どもが欲しい・・・ そんな心持ちになるのと 何ら変わらないんじゃないかなぁと思います。
生理前にイライラするのにも近いかもしれないですね、 鳥さんにも発情ホルモンがあるので。
仮にどうしても恋する思いをするのがダメであれば 人間なら出家という方法がありますが セキセイインコさんの世界には そんな選択肢はありません。
しかし 人と一緒に暮らしているセキセイインコさんは 野生生活とは違う中で育っているので発情時期が長引いたり 何度も訪れたり （※通常のシーズンは春から夏）
過度に卵を産んだり 卵をうまく産めなかったり など卵に関するトラブルがあるのも セキセイインコ女子ならでは悩み。
幸いにも 我が家のセキセイインコさんは これまで1度も卵を産んだことがありません。
もしかしたら先天的な異常があるのかもしれませんが。 それでも、シーズンはやってきます。
セキセイインコの発情シーズン、我が家の乗り切り方
いつも以上に 薄暗くて狭い場所（洗面所のポケット）や箱に入っては一生懸命、足でかきむしったりして まるで巣を整えているような行動をします。
噛み噛みも激しくなります。 なので、ケージの中にお気に入りの かじってもOKの止まり木を設置しておくのはマスト。
そこで何の準備もないとストレスが溜まり最悪、自分の毛をむしる（いわゆる、毛引き）行動に出る子も。なるべくさせたいようにはさせて静かに見守るようにしています。
極力、過度には干渉しないようにはしています。 （すっごくしたいけれど、この時期は我慢）
甘えた声の呼び鳴きも多くなりますから それには対しては優しく「はぁい」と返事をするようにして 決して無視するのではなく 見守るスタイルを大切にしています。
また、お尻をキューンと上げて求愛するいわゆるシャチホコポーズをされても『ノンノンノン』と言って彼女と距離を取りますし（メチャクチャ心苦しい）『鳥と人、女と女だから無理よ〜』と伝えています。
2019年3月3日追記 発情抑制にもなる鳥さんの社会化
2019年2月とりきち横丁札幌店主催 講師 ALLETTA代表 石綿美香氏の『愛鳥の健全な社会化のために〜今日からできる、あれやこれや〜」に参加して参りました。
奇しくもこの日は我が家のセキセイインコさんの、10年目のお迎え記念日。鳥さんとのご縁に感謝するとともに、しっかり学ばせていただきました！
その中で発情抑制にもなる社会化、3つをシェアいたします。
- 違うケージに入れる
- ケージ内のレイアウトを変える
- ケージの置き場所を変える
どれも外的要因の変化です。こうすることで過度ではありませんが危機感を与えられ、女の子なら『まず自分の身を守らなければ！卵作る準備をしている場合じゃないわ！』ということになるようです。
また、違う環境でも過ごせることは「いつでも、どこでも、だれとでも」という社会化にもなります。災害時などにも大切なこととなると思います。
ちなみに我が家では、ケージの置き場所は１日に3回ほど必然的に変わっています。ケージの定位置はスチールラックの上、私が外出するときは、地震を考慮して低めの食卓テーブルの上。そして、夜は私のベッドの横のテーブルの上。といった感じです。
違うケージに入れることや、ケージ内のレイアウトを変えるのは、これから意識的に行っていきたいと考えています。
噛むは、セキセイインコさんの意思表示
噛むというのは意思表示です。 人間の赤ちゃんも言葉がままならない時に 噛んだり泣いたりして訴えるのと同じ。
人間がセキセイインコさんに対して何か嫌なことをしていないか、ちゃんと振りかえるのも大切だと思います。
以前、母とセキセイインコさんを初対面で 二人きりでお留守番をしてもらったことがありました。
母も興味があって、 多分、仲良くなりたくって 指をセキセイインコさんのくちばしの前に出して・・・
まぁ、結局『噛まれた』と留守番後に聞かされました。「そりゃそうよ、当たり前」と、母に言いました。「人間だって初対面の人がいきなり自分の顔の前に指を突き出してきたら嫌でしょう？」と。
セキセイインコだから、鳥さんだから、ペットだから、そんな理由で人間が何をしてもいいということはないと思っています。鳥さんの今のライフステージなどもしっかりもっと勉強して私たち人間がもっとセキセイインコさんに信頼してもらわなければ、きっと威嚇も怒りも治らないでしょう。
もっとその子ことをしっかり受け止めてなければ、デス。あなたと愛鳥さんがともに過ごせる時間が楽しく元気で健やかで長いものでありますように。